2024年6月28日 レポート

スポーツ体験レポート「スポーツクライミング」

高知県スポーツ課職員(地域スポーツ推進員)が、

高知県内で活動しているスポーツ団体の活動に参加して、

活動の様子や感想をお伝えするレポートシリーズが新たに始まります!

記念すべき第一回目はスポーツクライミングに挑戦です。

スポーツクライミングとは…

人工の壁やホールドを使って行う競技スポーツの一種です。

オリンピック種目にも採択された、ボルダー/リード/スピードの3種目が

ありますが、今回はボルダー(ボルダリング)を紹介します。

カラフルなストーンがたくさん!

今回スポーツクライミングを体験する本山町の「吉野クライミングセンター」に到着!

人(左側のウォールの端)がちっぽけに見えるくらい高い!

さっそく目に入ったクライミングウォールが思っていたよりも高くて怖じ気づきます…

が、今回はこちらではないウォールで体験とのことでちょっと安心。

建物の2階にあがると、カラフルなストーンがついた白いウォールが一面に。

垂直、傾斜つき、そして高いウォールも…!

カラフルでいろいろな形をしたストーンを「ホールド」と呼び、

このホールドの向きや配置によって、無限の課題を作ることができるそうです。

いよいよ体験スタート!

今回は 嶺北クライミングスクール の練習に参加させていただきました。

嶺北クライミングスクールの詳細はこちらから!

毎週水曜日の17時30分から、小学2年生~6年生が練習をしています。

貸し出しの靴があるので、動ける服装のみでOK!

持ってくる道具もないので、学校からそのまま来ている子もいました。

クラスは2つに分かれており、今回は2年生で構成された初心者クラスに参加!

先生からどのホールドをどの順番でつかんでいくのかといった指示があります。

この課題のゴールは上にある大きな黄色のホールド。

躊躇することなくするするとのぼっていく子どもたちを見ながら、

意外と簡単なのか…?と思いつついざ挑戦!

最初の課題はクリア!

意外といけるかと思いきや…?!

次は右下から左上に移動しながら最後は下に降りるという課題。

子どもたちは苦戦しながらも、自分で考えながらゴールのホールドを目指します。

写真の子は2回目の挑戦でゴール!1回目の経験をいかし、足の位置を調整していました。

私も挑戦! …が、途中で止まってしまいました。

次につかむホールドはわかっているのに、どうやって動いてつかみにいけばいいのかがわからない…!

しばらく止まって考えていると、先生がポインターを使用して

手や足をどのホールドに持ってきてどう動いたらよいのかを教えてくれました。

しかしゴールにはたどり着けず途中で落下…

すると、子どもたちがコツを教えてくれました!

次のホールドをつかみやすくするために、手をクロスさせるのがコツのようです。

「手だけではなく足も使うんだよ」というアドバイスももらいました。

目の前のホールドだけでなく、次の、さらにはその次のホールドの

位置や大きさを考えながら手や足を動かすことが重要なのか…

思っていたよりも考えることが多いです。

でもそこが面白い!

また、子どもたちが手のひらのマメを見せてくれました。

痛い~といいながらもどこか誇らしそうで、イヤイヤではなく

自分から進んで楽しみながら挑戦していることが伝わってきます。

あっという間の1時間!

その後もいくつかの課題に取り組んでいるとあっという間に1時間が経過。

ゴールできて達成感に満ちた表情や、課題に果敢に挑戦する真剣な表情が特に印象的で、

みんなスポーツクライミングを楽しんでいることが伝わってきました

最後にみんなと記念撮影。

後ろで写っている子はウォールにつかまりながらのピース!

嶺北クライミングスクールのみなさん、ありがとうございました♪

頭も身体もフル稼働!

嶺北クライミングスクールの子どもたちは、先生が課題を示した後、

「つかみづらそうなホールドをどうやってつかむか」

「足はどのホールドをたどるか」

などを考えてから挑戦し、失敗したら別の方法を考えて再挑戦。

その繰り返しを続けてどんどん成長しているようにみえました。

また、先生も、どのようにのぼっていくのかを考えさせるような声かけをしていたり、

のぼっている途中に止まってしまってもすぐに具体的な指示はせずに

ヒントを少しずつ与えるような指導をされていました。

先生や子どもたちのそんな姿を見て、

全身をフルに使ってのぼっていくことはもちろん、

「ルールの中で自分の正解を考えていく」

という点がスポーツクライミングの面白さの1つであると感じました。

実際の競技では、まずウォールを下見する時間が設定され、

見た後は隔離された部屋で頭の中でルートを組み立て、

限られた時間の中でゴールを目指すそうです。

スポーツクライミングは、頭と体両方の達成感を味わうことができます。

のぼり方にルールはあっても正解はないスポーツクライミング。

貸し出しの靴があるスポーツクライミング施設であれば、

動ける服装になって手ぶらで体験にいけますので、

ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか?

きっとスポーツクライミングの面白さに引き込まれると思いますよ!

嶺北クライミングスクールに興味のある方はこちらから!