高知県スポーツ課職員(地域スポーツ推進員)が、
高知県内で活動しているスポーツ団体の活動に参加して、
活動の様子や感想をお伝えするレポートシリーズ。
第四回目は「ソフトボール」に挑戦です!
ソフトボールとは…
野球に類似した競技方法で、2つのチームが攻撃と守備に分かれ、
規定回数内(正式試合では7回)で攻守交替しながら得点を競う競技です。
打者走者と野手との接触による怪我防止のために、一塁には「ダブルベース」が
使用されるなど、独自のルールもあります。
高知県代表チームの練習に参加!
今回ソフトボールを体験するのは津野町の「津野町東津野B&G海洋センター」のグラウンド。
ソフトボール場2面の広いグラウンドです。
今回は東津野・田野々スポーツ少年団の練習に参加させていただきました。
東津野・田野々スポーツ少年団の詳細はこちらから!
東津野チームと田野々チームの合同チームで、
それぞれの場所で平日の16:30~19:00で練習しており、
土日のみ合同で練習をしています。
そしてなんと!東津野・田野々スポーツ少年団は、
今年高知県代表で全国大会に出場したチームなんです!
秋に引退した6年生もこの日は練習に来てくれました!
この日の練習は9:00から。
ぞくぞくとメンバーが集まり、ウォーミングアップが始まりました。
軽そうに動く小学生を横目に、自分の体の重さを感じながら、
一緒にウォーミングアップを行います。
高校生ぶりのソフトボール!
ウォーミングアップを終え、キャッチボールに移ります。
小学2年生の子とキャッチボールを行いました。
距離を変化させたり、ワンバウンドさせたり、捕球から投げるまでを早くしたりなど、
様々なバリエーションのキャッチボールをしていきます。
グローブをつけてキャッチボールをするのは高校生ぶり!
ボールをキャッチする感覚を忘れているかも…と心配でしたが、
体はしっかり覚えていて一安心でした。
キャッチボールの次は、バットにボールを当て相手へ返す練習です。
こちらは見学させていただきましたが、バットにボールを当てるために
みんな集中して取り組んでいましたよ!
ここからは、守備練習とノックの二手に分かれての練習です。
わたしはノックに入らせていただきました!
走って…
捕って…
投げて…
捕れないこともしばしば………
一緒にやっていた子たちはしっかりと捕球し返球していました!
ゴロやフライを捕るコツを近くにいた子に聞くと、
「腰を低く落として、グローブを立てて捕る!」
「走りながら横目でボールを追い、捕る直前でグローブを構える!」
と、すぐに教えてくれました。
いつも教えてもらっていることをちゃんと理解して練習に取り組んでいることが伝わり、
全国大会に出場するチームのレベルの高さを感じました!
ゲーム形式の練習で判断力を磨く!
平日は2つのチームに分かれて練習をしており、全員が集まれるのは土日のみなので、
土日はゲーム形式の練習を多く取り入れるようにしているそうです。
全員で声を出しながら、生き生きとプレーしていました!
ゲーム中も、監督とコーチからのフィードバックが飛び交います。
良くなかったプレーにはどう改善するべきかの指導はもちろん、
良かったプレーにはすかさず賞賛の言葉がけをしていたのが印象的でした。
ノックなどの、ある一定決まったこと・動きを反復する基本練習も必要ですが、
試合中に自分で判断してプレーする能力を身につけるには、
やはりゲーム形式の練習が不可欠だそうです。
そのため、チーム全員が揃う土日はゲーム形式の練習に多くの時間を割いて
判断力や対応力を磨いている、とコーチがおっしゃっていました。
ゲームの最後に、打席に立ってバッティングをしました!
手加減してもらっているのに空振りしかできず…
キャッチャーの子に、「いまのはバットの位置が高い?」「バットを振るのが遅い?」
と1球ごとに質問しながら、空振りを続けること約10球…
ようやくヒットを打つことができました!
練習後にみんなで集合写真を撮りました。
3時間みっちり練習しましたが、みんなまだまだ元気いっぱいでした!
東津野・田野々スポーツ少年団のみなさん、ありがとうございました♪
チームで活動するということ
今回、高校生ぶりにソフトボールをやりましたが、
団員のみんなにコツを教えてもらったりして楽しむことができました!
また、ソフトボールは、ボールを投げる、走る、道具を使ってボールを打つ、といった
スポーツをする際のベースとなる要素が多くあるスポーツであると改めて感じました。
監督と話していて、
「子どもがスポーツを始めるのであればチームスポーツがおすすめだ」
とおっしゃていたことが印象に残っています。
個人スポーツであれば、自分の調子の良し悪しは自分にしか影響しません。
しかし、チームスポーツとなると、自分の調子の良し悪しはチームにも影響を与えます。
そのため、自分の調子が悪いときも、チームの一員として、チームの勝利のために、
自分の不調にどのように対処したら良いのかを自分で考える必要があります。
こういった自分で考える能力を身につけるにはチームスポーツのほうがおすすめで、
個人スポーツでも、この能力は必ず役に立つとおっしゃっていました。
ソフトボールは、今年のパリオリンピックでは実施されませんでしたが、
2028年のロサンゼルスオリンピックでは実施が決まっています!
ぜひこれを機にソフトボールを始めてみませんか?
東津野・田野々スポーツ少年団に興味のある方はこちらから!